事故物件を買取してもらう際の流れ

事故物件を買取してもらう際の流れ 事故物件の買取の流れの中で一番大事なのが、物件の買取を依頼する業者探しです。
適正な買取価格でスムーズに売買できるかどうかはこの業者選びにかかっています。
この時、訳あり物件を専門に取り扱っている業者を中心に探すと良いです。
依頼する業者を決めたら、買取査定を依頼します。
通常の物件とは異なり、物件の条件に加えて心理的瑕疵を考慮した上で査定額が決められることを覚えておきましょう。
心理的瑕疵が大きくても、立地や周辺の環境が好条件であれば買取価格が上がる可能性もあるためアピールすることが大切です。
査定額が提案され、その金額で問題がなければ買取価格が確定します。
この時点で不動産業者が買主へと変わるため、購入希望者への価格交渉や瑕疵担保責任は必要なくなります。
物件の買取価格が決定する段階で、引き渡し条件やスケジュールを確認しておくことが大切です。
そして最後に不動産売買契約を結んで契約が完了します。
売買契約を締結して、契約書に記載されている期日に買取金額が振り込まれた時点で事故物件の買取の取引は終了です。

事故物件を売却する際は事前の特殊清掃が必須

事故物件を売却する際は事前の特殊清掃が必須 事故物件を売却する際は、必ず事前に特殊清掃をしておく必要があります。
特殊清掃とは、事故・自殺・事件・孤独死などの現場において遺体の痕跡を取り除き、現状を回復する作業のことを指します。
事故物件では床や壁などに汚れやにおいが染みついてしまっているケースが少なくありませんが、そのような状態で買取依頼をした場合、査定額が大きく下がってしまう可能性が高いです。
床や壁などに付いた汚れは時間経過とともに落としにくくなり、場合によってはリフォームが必要になり多額の費用がかかることもあります。
においが強い場合は近隣住民に迷惑がかかる恐れもあるので早めに清掃しておくことが大切です。
なお、事故物件の清掃は一般のハウスクリーニング業者では対応していないことも多いので、専門の業者に依頼することが大切です。
また、事故物件を売却する際は遺品や残置物を全て撤去しておく必要があるので、清掃する際は同時に遺品整理や残置物処理も依頼することをおすすめします。